「限りある時間」を有効に使いたい
こんばんは RTです。
半月ぶりの更新となりました・・。
岡山も梅雨入りしましたね。どこからか蛙の鳴き声が聞こえてきます。
災害ではなく、恵みをもたらす雨が降ってもらいたいものです。
私の家は昨年まで小規模ですが稲作をしておりました。
(いつからしていたのかは不明です)
父の体調不良から私が引継ぎ10年ほど経っていますが
今年からやめることにしました。
私が子供のころはお米や野菜を作っている家が少なからずありましたが
現在は田んぼや畑があることが珍しい風景となってしまいました。
少し調べてみると岡山県の令和3年のコメの作付面積は28,800haで
5年前の平成28年から1,600ha減でした。(1ha=10,000㎡)
水稲作付面積・収穫量・産出額
|
種類 |
平成29年 |
平成30年 |
令和元年 |
令和2年 | 令和3年 | ||
作付面積 (ha) |
合計 |
31,000 |
30,400 |
30,100 |
30,200 |
30,100 |
29,800 | 28,800 |
(酒米を除く) |
28,900 |
28,220 |
28,005 |
28,230 |
28,140 |
28,070 | 27,050 | |
1,100 |
1,140 |
1,175 |
1,160 |
1,180 |
990 | 1,000 | ||
もち米 |
1,000 |
1,040 |
920 |
810 |
780 |
740 | 750 | |
収穫量(t) |
156,600 |
162,000 |
163,700 |
156,100 |
155,600 |
150,500 | 150,900 | |
産出額(億円) |
294 |
346 |
370 |
320 |
324 |
284 | - |
農林水産省作物統計、農産課調べ
こういう時によく引き合いにでる「東京ドーム」で換算すれば約340個分の作付面積が減ったことになります。
岡山県だけでですよ!全国もいわんやですね。
要因は国の農業政策の停滞から始まり、後継者問題、消費量の問題等いろいろでしょうが、現在は米作りを継続するには厳しい環境なのだと思います。
で、私が稲作をやめる理由は何?と聞かれれば
シンプルに「勤め人、大家業をやりながら田んぼまで出来なくなった」
というのが一番の理由です。
仕事も年々責任が増してきましたし、大家業もここ数年で拡大させており
この度思い切って決めた次第です。
またコストがかかる中での小規模な稲作は割りが合わないのも一因です。
・固定資産税(市街化区域だから高額)
・農機具類(トラクター・コンバイン・乾燥機等)の修理・メンテナンス
・肥料・農薬の購入費用
・自分が作業に従事する時間等
決断を下す前は相当考えました。収穫の喜びというものも得難い経験ですし、今まで継続して米を作ってきた祖父や父(二人とも既に他界)には申し訳ない気持ちもあります。
しかしながら総合的に判断して、これからの人生を生きていくうえで
田んぼのまま管理し米作りに時間を費やすより
自分の時間、家族との時間
勤め人の仕事、大家業に従事する時間を優先
するほうが幸福度が高いと判断しました。
ではその田んぼをどうするのか。
・・・
・・・
今回は賃貸アパートを建設します。(一応売却も検討しました)
大手アパートメーカーのサブリースです。「それはやめとけー!」という声が聞こえます(笑)
話題の「正直不動産」では「サブリース=悪」でしたね。
実際、銀行から高額融資を受けての実施となります。
今までも融資は数件受けていて物件購入を実施しておりますが
この度が最高額の融資です(汗)
掘り下げると終わらないので今回は事実のみお話して先に進みますが
発生しうるリスクを考えたうえで
・自己所有の物件の状況
・他社計画との比較(見積、サブリース条件、建築コスト等)
・立地、周辺環境
・建設後のCF(キャッシュフロー)見込
など自分なりに検討した結果の判断です。
ただ、契約期間満了まで継続したとして35年後、私は80歳台後半です。
生きているかもわかりません。
いろいろリスクもあるかとは思いますが
このまま田んぼを持ち続ける方が大きなリスクかと思いました。
こちらの「新築アパート」ネタに関しては
進捗状況を継続して報告していきたいと思います。
今年の秋くらいからはお米を買うようになります。
時間を有効に活用することとしたお話でした。
ではまた。